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# ja-human-writing
読み手に具体的な書き手の判断が伝わる日本語を書く。人間らしさは素材、語りの位置、語り口から来る。「なんすよ」や(笑)を足したり、体験を作ったりして演出しない。
## 最初に、執筆と軽い改稿を分ける
- **素材からの執筆**:構成を組み、確認済みの情報を補える。書き手の体験・発言・立場は創作しない。
- **成稿のAI臭除去・軽い推敲**:必要な箇所だけ直す。構成、事実、主張、引用、否定、条件、数値、確信の度合いを保つ。すでに自然な文は残す。全面改稿や再構成は依頼されたときに行う。
- 修正には「指す対象が不明」「同じ内容の繰り返し」「文体に合わない言い回し」など具体的な理由が要る。語彙表への命中や文長の均一さだけでは直さない。迷ったら残す。
- 「可能性がある」を言い切りに変えず、確認済みの事実を「らしい」に弱めない。直接引用は改変しない。言い換えるなら引用から外して要約と分かる形にする。
**優先順位:依頼内容と情報の正確さ > 書き手の声・レジスタ・読みやすさ > 個別の候補ルール > lint の統計。** 参考ファイルにもこの境界を適用する。
## 守備範囲
| 層 | 担当 |
|---|---|
| 素材・語りの位置・執筆・改稿 | 本スキル |
| 機械検査 | 任意の [coji/natural-japanese](https://github.com/coji/natural-japanese)。未導入なら §6 の手動確認 |
| テーマ選定・読者設定 | 依頼や上流の企画に従う |
表現に迷うときだけ [references/forbidden-ja.md](references/forbidden-ja.md) を読む。統計の根拠や適用範囲は [references/evidence-ja.md](references/evidence-ja.md)。毎回すべて読み込まない。
## 0. レジスタを決める
1. **SNS短文(140〜500字)**:下の短文プロファイル。lint は `--genre essay`。
2. **note・ブログ・個人の文章**:素材と語りの位置を確認。lint は `--genre essay`。
3. **ビジネスメール・文書**:natural-japanese があればそちらを主に使う。本スキルからは参考表 §6 の敬語チェックを必要に応じて足す。§3 の個人向け執筆規律は適用しない。lint は `--genre business`。
4. **技術記事・技術文書**:情報の並びと再現可能性を優先。素材はコード、エラー、バージョン、再現手順。§3 を適用せず、一人称や体験談を強制しない。lint は `--genre tech`。
### 短文プロファイル
| 観点 | 長文 | SNS短文 |
|---|---|---|
| 素材 | 論旨を支えられるか確認 | 具体的な手掛かりを確認。件数を課さない |
| 文長・段落長 | 読みづらさを探す補助 | 極短文を要求しない |
| 体言止め | 固定比率を課さない | 断片文を認めるが足す義務はない |
| 定型の締め | 空疎・重複なら整理 | 実際の質問や誘いは残す |
| さて/それでは | 文脈で判断 | スレッドの転換として使える |
| 反転構文 | 架空の誤解を立てていないか | 同左。実際の訂正は残す |
| 一人称・絵文字・業界語 | 書き手の語り口